PROMINY Hummingbirdを購入したので使い方を含めて諸々レビューします。
公式からの紹介はこんな感じ。
Prominy Hummingbird はかつてないほどリアルでパワフルなアコースティック・ギター・パートの作成を可能にします。16年以上にわたりギター音源のトップメーカーとしてギター音源の新たな次元を切り開き、今もなお進化を続けるProminyはアコースティック・ギター音源を新たなレベルへと押し上げます。
Prominy公式サイト

ダウンロード版を購入
購入したのはダウンロード版なので特にディスクを入れるとかの作業はありませんでした。
ただダウンロードコードをシリアルナンバーが記載されたパッケージが届くので、
上記2つを入力してからダウンロードします。
ダウンロードにはプロミニーへのユーザー登録が必要となるので、先ユーザー登録しておいても良いでしょう。

「KONTAKT PLAYER」で起動
ハミングバードは無料で使えるサンプラーNative Instrumentsの「KONTAKT PLAYER」で起動します。
無料なのでインストールしておきましょう。

ダウンロードまで
ハミングバードは約80GBありますのでダウンロードまでめっちゃ時間かかります。
コーヒーとかお茶を準備して気長に待ちましょう。
実際に鳴らしてみよう
ダウンロードが終わったら早速鳴らしてみましょう。
デモ曲はこんな感じ。
初めで使用した感はありますが、音は気に入ってます。
ナイロン弦の様な優しい音というより、「ザクザク、ジャリっとした煌びやかなアコギの音」
って感じですね。
ちなみにHummingbirdはピック弾きのみです。
指引き音源が欲しい方は別製品を購入するか自分で弾いてみましょう。
最初の設定バッファサイズ
最初の設定でバッファサイズの変更を行いました。
サンプリング数が多いのと、読み込みに時間がかかってしまうと作曲作業が中断しがちなので
最初に行っておく良いですね。
下の画像の順番でやると良いです・

最小か12くらいですかね。
キースイッチを多用
ギター音源をリアルに近づけるには中々大変ですが、Hummingbirdでは幅広いキースイッチを多用します。
その為MIDIキーボードはなるべく88鍵の物が望ましいです。
基本的なキースイッチ割り当て
E3〜C7→ノーマルキー コードを鳴らすなど演奏を行います。
ストラムキー ストラムをどう演奏するか設定します→下記にて
アルペジオキー アルペジオの設定です→下記にて
紛らわしいな・・・
と思いました?
最初私もそうでしたが、DTMって基本紛らわしいので慣れちゃえば大丈夫です笑
ストラムキーの割り当て
C2 全弦ダウンストローク
C#2 全弦アップストローク
D2 456弦のミュートダウンストローク
D#2 456弦のミュートダウンストローク
F#2 456弦のダウンストローク
G#2 456弦のアップストローク
A#2 123弦のダウンストローク
C#3 123弦のダウンストローク
アルペジオキーの割り当て
C3 1弦
B2 2弦
A2 3弦
G2 4弦
F2 5弦
E2 6弦
コードのオープン切り替え
オープンコードにしたい時、したく無い時は
「prefer open/low」で切り替えられます。

赤丸部分。
または「CC21」で設定もできます。
63より上がopen、下がlowとなります。
ストロークスピードの変更
ジャーン、といっぺんに鳴らすのか、ジャラララーンとゆっくり鳴らすのか設定できます。
「CC3」を使用します。
0〜63→速いストローク
64〜127→遅いストローク
注意点としては遅いストロークにした時は、リズムが合わなくなることがあるので
MIDIの微調整が必要な場合があります。
キースイッチの割り当て
どこにどんなキースイッチを割り当てるか設定できます。
現状の割り当てを確認するには下記画像を参考に。

まずは「option」
次に②のタブ内にある「inst select ksw」をクリック
各種キースイッチを割り当てられます。
アコギならではのノイズ設定
アコギを弾いた時の弦をスライドする「キュッ」とした音、
ボディを叩く音などのノイズもキースイッチへ割り当て設定できます。

「play key」で割り当て画面に行きます。
実際に割り当てを色々変えてみて、出る音をかくにんすると良いですね。
使ってみての感想
今回楽曲制作のご依頼で必要な音でしたので購入したのですが、
音は良いですね。
ピック弾きのアコギ音源が欲しいのであれば購入して損はしません。
指引き等は無いので、ナイロンの様な温かい音が欲しい時は別の音源を使った方が良いです。
コードをMIDIで羅列していっても、それなりに聴こえるのですがやはり細かい設定が必要です。
ちなみにデモの「ハチドリ」制作画面こんな感じ。

はい、何だか分かんないですよね。
いや、もうキースイッチめっちゃ使います!
大事なのはストロークパターン、ノイズの入れ具合とベロシティで表情がだいぶ変わります。
「ハチドリ」はkontact内でコード用とソロ用で2つ立ち上げて作業しました。
元の音が良いので作り込めばしっかり聴けるようになる音源ですね。

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