模倣は大事です。
学べる事が沢山あります。
ちなみに丸々パクって作品にしろ、という事ではないですよ。
これは音楽以外にも絶対使えます。
分析する力がつく

こんな曲を書いてみたい!こんなギターを弾いてみたい!と感じたとします。
模倣するには今鳴っている目の前の音や曲を知らなければ模倣できません。
そして模倣するために試行錯誤する事が大事です。
ギターを耳コピした時に音符は合っているはずなのにいまいちノリが出ない、的な例です。
模倣したいギタリストの手癖を見たり聞いたり、使用機材を調べて見たり、その過程で学ぶ事は本当に多いですね。
模倣した結果というより過程が為になります。
先人との力量差が測れるようになる

模倣は知る事から始待って徐々に理解が深まってきます。
分かってくると今の自分と目の前の音源や演奏とで技術や経験の差がわかる様になります。
もしかしたら力量差に落ち込んでしまうかも知れません。
でもその差はあって当然なんです。相手の凄さが分かるのは、自分も成長しているから。
なぜなら自分たちが見たり聞いたりしているのは常に出来上がっている完成品ですよね。
だから理解して分析する事に力を入れてみましょう。
音色の耳コピができる様になる

耳コピというと演奏されてる「音符」をコピーするイメージですが、今は沢山の音色があるので模倣する事でどんなエフェクトがかかってどの様な音になるのかを知ることができます。
音符はシンプルなのに音色が凄いかっこいいと感じたらどんな機材で出しているのか調べたり、自分で再現してみる事が大事です。
創意工夫する力がつく

再現しようと思っても高い機材を使っていてとても同じ環境が作れない事があります。
同じ環境を作れない時にはできない理由をあてはめて「やめる」のではなく、「まずは今の環境で再現する事をやってみる」これが重要です。
模倣したい音にたどり着くために色々と工夫してみます。
違う音色の音を重ねてみる、発音のタイミングを変えてみる、エフェクトを掛けてみる、試行錯誤します。
今まで使わなかった設定や音色含めて新しい発見が必ずありますし、試行錯誤して出した音は経験となって財産になりますよ。
模倣しても結局その人にはなれないと気づく

ここまで言っといてですが、模倣を色々すると完璧なコピーはできない、最終的に結局自分は自分でしかないと気づく事が大事です。
どんなに頑張ってコピーしてももうその人は先に存在してますからね、本家本元の土俵です。
順番としては色々模倣する→「結局模倣してもその人にはなれないと気づく」→その過程で得たスキルを取り入れる→成長、と言う流れが理想です。
最後に
コピーして良い事はどういう風にするとどういう曲が生まれるか過程と結果が分かるようになる事。
作曲でも「〇〇みたいな曲を作って欲しい」と言われる事あります。
言われた時に過去にコピーした事があると一つのアプローチのやり方が身についてるわけです。
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