初めて初音ミクで作曲して色々と感じた事がありました。
過去の自分に言うつもりで書いて行きます。
設定の細かい所は「ボーカロイド・初音ミクV4Xのパラメータ設定」を参考にして下さいね。
この素晴らしいイラストは isounagi様よりお借りしました。
実際に作った曲
youtubeにアップしてます。
リリックビデオにしてます。
ベロシティは使い方に気をつけて
「ボーカロイド・初音ミクV4Xのパラメータ設定」にもありますが、ベロシティは子音を調整するパラメータです。
注意なのがベロシティの値を変化させると、音量と音色(聞こえる感じ)も変化します。
調整する→WAVで書き出して波形をみて聴く→調整の繰り返しでした。
最後の完成イメージを持ちながら作ると良いです。
ダイナミクスは使ってない
ダイナミクスは音量を調整します。
音量調整はDAWでやった方が良いです。
最終的にボリュームオートメーションでボーカルの音量を調整するのでDAW上でやりましょう。
ブレシネスは使ってない
ブレシネスは吐息の量を調整します。
今回使う場所は無かったかなと。
数値あげるとシャリシャリするので使い所がまだわかってません。
オープニングは細かく調整
オープニングは口の開き具合、どの程度はっきり発音させるかを調整します。
オープニングは結構調整しました。
打ち込んだ後にそのまま聴くと良くも悪くも元気に歌ってくれるんですよね。
歌ってる時って口をあまり開かない箇所もあるのでオープニングで調整しました。


ここを「ダイナミクス」でやるのか「オープニング」でやるかでも大分印象変わります。
特に英語で発音するかしないかぐらいの音はオープニング「0」にして、DAWのオートメーションで調整しました。
ミックスは通常より高域を抑えた
音が仕上がってミックスした時にやたらシャリシャリしてしまいました。
ボーカルのミックスは高域をハイシェルフで少しあげる事が多いのですが、今回はほとんどあげず、第二倍音あたりを強調する形でミックスしてます。
逆に倍音成分は通常の歌モノより少ないと感じました。
子音を強調したいなら音に隙間を空けよう
歌い方や前後の歌詞によって子音が聞こえずらい部分が出てきます。
「ベロシティ」をいじる前に音の間隔を見直してみましょう。
まずは調整できる音符の細かさを設定します。

ここを32部音符にして子音を強調したい部分の前に休符を入れます。

こんな感じです。
これだけでも結構違いが出ます。
32の休符だと音は途切れません。
一気に作り込まずアレンジと共に徐々に調整しよう
今回メロディを作る→アレンジを決める→ボカロ作り込み
と言う手順でやってたのですが、メロやアレンジで出来あがった部分を崩す事が多く結構非効率な感じになりました。
最初仮歌レベル作ってWAVで書き出す→アレンジを決めていく→ボカロ打ち込み→アレンジ調整とか音づくり、みたいな感じで並行してやると良いですね。
メインメロの打ち込みができてからハモリを作る
最初メインメロディとハモリを同時進行で作っていったのですが、めちゃくちゃ時間かかりました。
最初メインメロディ作りこんで、コピペして引用した方が効率良いです。
まとめ
実際作ってみて感じた事。
難しいけど面白い、でした。
ハマるのがわかりました。
そして作り手の人達ほんとすごい。
ずっといじってると客観的に聴けなくなってくるので、詰まったら一回寝て次の日新鮮な気持ちで聞くと良いです。
最初作る時にゴール決めて作った方が良いです。
「より人間ぽくする」のか「アンドロイドが歌う様にする」のかで選ぶ音色と設定するパラメータが違ってきます。
とりあえずもう1曲今作ってます。
前回のは「人間ぽく」やってみたので「アンドロイドっぽく」作ってみます。
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