前からボカロやってみたくて初音ミクを買いました(今更とか言わないでね)
今慣れるために色々いじってます。
わかった事とか色々書いていきますよ。
音声ライブラリ
英語も含めると全部で6種の中から選べます。
英語はバンドル買わないとついてこないです。

こんな感じで選べます。
ORIGINAL
オリジナルのスタンダードな声ですね。
ポップで可愛い感じですが、設定次第で色んなジャンルに使えそう。
SOFT
スタンダードより柔らかめの声。
テンポ遅めの楽曲向けな印象。
滑舌はオリジナルの方が良い。
SOLID
はっきり喋る感じの声。
ちょっとはっきりしすぎて使い所が難しい。
ロックには少し歪ませてやると合いそうな感じ。
DARK
落ち着いた感じの印象。
個人的には結構好みだが、「ORIGINAL」「SOFT」「SOLID」と比べると設定できる項目が少ない。
SWEET
ささやくような声質。
シャリシャリしてるので強く発音させると耳が痛い。
ウィスパーボイスのボーカルには良い。
「ORIGINAL」「SOFT」「SOLID」と比べると設定できる項目が少ない。
English
英語発音。
曲中で「日本語詞+英語詞」をやろうと思って「ORIGINAL +English」で作ってみた所、発音が違いすぎていまいち上手く混ざらなかった。
英語は英語だけで使った方が本領発揮できる。
基本パラメータ
声質やアタックを色々設定できます。

設定項目はこん感じ。
VEL(ベロシティ)
通常DTMやっている人だとベロシティは音の強弱ですが、ボカロは意味合いが変わります。
ボカロのベロシティは「子音の長さ」を調整するパラメータです。
子音は「か(KA)」の「K」の部分。
母音は「か(KA)」の「A」の部分です。
ボカロベロシティは「K」の部分の長さを調整します。
・ベロシティをあげる
→子音が短くなり、後ろによっかかる感じの歌い方になります。
スローテンポはこっちの方が良いかも。
・ベロシティを下げる
→子音が長くなり発音が聞き取りやすくなります。
軽快に歌わせたい時はこっちかな。
DYN(ダイナミクス)
「歌唱音量」を調整するパラメータです。
初期値は64になります。
強弱つけたい時に調整します。
DAW上でボリュームオートメーションかけたり、コンプかけると変わるのでボカロ上では設定かけてません。
BRE(ブレシネス)
「吐息量、息使いっぽさ」を調整します。
初期値は0です。
数値を上げるとかすれていくというか、シャリシャリした音になります。
ずっと数値を上げたまんまだと耳障りで使えないので、歌い終わりだけとかに使うのは良いかも。
BRI(ブライトネス)
「明るさ」のパラメータになります。
初期値は64になります。
初音ミクは元の声が明るく元気な感じなので上げてもそんな変わった様に聞こえません。
下げる方向で要所要所で使うと良いです。
CLE(クリアネス)
「高域」を調整します。
初期値は0になります。
上げすぎ注意です。
耳がキンキンします。
DAWのミックスでいじる部分なので自分はこのパラメータは使ってません。
OPE(オープニング)
口の開き加減を調整します。
はっきり発音させるのか、こもった発音をさせるのか、という部分です。
初期値は127で最大になってます。
歌詞で弱く発音させない所にたまに使うと良いですね。
GEN(ジェンダーファクター)
「声質」を調整します。
男声、女声のどちらに寄せるのか設定します。
初期値は64になります。
数値を上げる→男っぽく
数値を下げる→女っぽく(幼い感じ)
になります。
ここ結構キャラクターが決まるので重要です。
作る曲で数値を変えて聴きながら調整しましょう。
POR(ポルタメントタイミング)
違う音程を歌う時に移動するタイミングを調整します。
初期値は64です。
歌う時の「しゃくりあげ」に関わってくるので表情付けの部分です。
「しゃくりあげ」はある音程に到達するまでの経過の音と言えます。
・数値を上げる→次の音程に到達するまでが遅くなる
・数値を下げる→次の音程に到達するまでが短くなる
音程移動中の経過する時間の長さが違うと言い換えても良いかもしれません。
PIT(ピッチベンド)
音程の上下の設定に使います。
初期値は0です。
値を上げる→音程も上がる
値を下げる→音程も下がる
主に歌い始めのしゃくり上げや歌い終わりのフォールダウンに使えます。
PBS(ピッチベンドセンシティビティー)
PIT(ピッチベンド)での音程の幅を調整します。
PIT(ピッチベンド)とPBS(ピッチベンドセンシティビティー)は一緒に調整すると良い感じになります。
Growl(グロウル)
喉を潰したがなり声やデスボイス系の声にしたい時に使用します。
声を激しくふるわせ、うなるような効果になります。
初期値は0になります。
今の所使ってませんが激しめの曲には良いかも。
Cross Synthesis(クロスシンセシス)
異なる2つの音声ライブラリをブレンドできる機能です。
ユニゾンで別音声の混ざり具合を調整できる、と言い換えても良いですかね。
初期値は0です。
ハモリはハモリのトラック作った方が良いかな。
手っ取り早くダブリング効果は得られますね。
Vibrato(ビブラート)
声の震わせを調整します。
Depthでビブラートのかかる深さを。
Rateで震わせの速さを調整します。
あんまりビブラートを強くかけると演歌っぽくなります。
おすすめは音を伸ばす部分の使用です。
最初は全くビブラートかけない→だんだんゆっくり→最後早めに
だと自然な感じでかかります。
Pitch Snap Mode(ピッチスナップモード)
ケロケロ声を作りやすくする機能です。
ボカロでは音程があると自動である程度自然に繋ごうとします。
あえてそこをオフにする機能です。
八王子Pさんみたいなケロケロ声でやりたい時は良いかもですね。
現在進行形で使用してる感想
初めてなので色々設定いじってやってます。
作り込むと時間めっちゃかかります。
ほんとすごくかかります。
効率化しないと時間いくらあっても足りないので、
ボカロ上でしか出来ない事はボカロで。
DAWでもできる事はDAWでやります。
ブライトネスとかクリアネスとか「音質」の部分はミックス時に調整するようにしてます。
逆にしゃくり上げとかビブラートは後でかけるのは大変そうなのでボカロ上でやってます。
今1曲完成に向けて作ってるので出来上がったら公開しますね。
2019/9/8追記
とりあえず今んとこ2曲作ってみました。
最新のやつあげます。
コンプ深めにかけた方が好みに仕上がるのを最近気づきました。
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